2019年入社 新卒 Connected service開発室
長濱 佑輔(ながはま ゆうすけ)
あわや、大失態!
もっと早く
相談すれば良かった…。
—さっそくですが、長濱さんの失敗エピソードをお聞かせください。
長濱:
一番の失敗は、僕が設計段階で躓いたまま悩んでしまい、いざお客様に納品しなければいけないタイミングになっても、作業がまだ何も終わっていない!という状況に陥ってしまったことです。システムの設計は仕様書を元にして作るのですが、その内容が一部理解できなかったんです。もちろん、先輩に相談しようと思いましたが、「その前に一度自分なりの答えを出さなければ」と思い込んでしまった。結局、どれだけ考えても答えが出てなくて、何もできないまま納期が迫り…という感じです。最終的には、ギリギリになってようやく先輩に相談して、どうにか解決まで導いてもらいました。
—そのとき、上司からは何と言われましたか?
長濱:
「自分なりに考えるのは良いことだけど、それが原因でプロジェクトを止めてしまうのは良くない。だから、制限時間を決めて、その時間まで考えても答えが出なかったらすぐ先輩に相談しよう」とアドバイスをもらいました。そのおかげで、その後の仕事ではやみくもに悩む時間が減り、気持ちもだいぶ楽になりましたね。
—他にはどんなエピソードがありますか?
長濱:
お客様とオンライン会議でシステムの機能の評価をする際、バグの解析に時間がかかり、お客様を90分くらい待たせてしまったことがありました。先輩にその報告をしたら「お客様の時間を奪ってしまうことになるから、そういうときはお客様にきちんと事実を伝えて会議を延期する等の対応をとらないといけないよ」と教えてもらって。先輩たちはいつも、「なぜそうべきなのか」という理由から丁寧に教えてくれる。アドバイスにとても納得感があるため、すぐに実践に移せるんです。
安心してください。
先輩も、たくさん
失敗してきたんです。
—長濱さんの周りの方の失敗談を聞いたことはありますか?
長濱:
そうですね…。「ソフトに不具合が出てしまったときに『自分が書いたコードに絶対間違いはない』と自信満々で上司に報告したのに、後々調査してみたら、実はその人が書いたコードが原因だったという話をある先輩に聞きました。
—それはつらいですね…!
長濱:
休日に上司に電話で相談してなんとか解決したらしいです。以来、その先輩はソフトに何か不具合があったときは、まずは自分の書いたコードを疑うようにしていると言っていました。他にも、先方と相談せずに自分の判断で不具合を修正したことで、別の大きな不具合を生んでしまったという人もいましたよ。
—先輩も、様々な失敗を乗り越えて今があるんですね。
長濱:
以前にある先輩が言っていました。「全て順調に進むプロジェクトなんて無い。スケジュールの遅延、設計ミス、乗り間違いによる遅刻…。失敗やトラブルは必ず起こるという前提で動き、何かあったら落ち着いて対処することが大切だ」と。この言葉を肝に銘じようと思います。
失敗を受け止めてくれる
先輩がいるから、
何度でも立ち上がれる。
—失敗すると落ち込んだり悩むこともあると思います。長濱さんは、どうやって失敗から立ち直ってきたのでしょうか?
長濱:
僕は割り切ることが苦手なので、失敗したら悩むし、立ち直るのに時間もかかります…。でも「やることをやってから悩もう!」と、とりあえず仕事を前に進めるようにしていますね。それで手が空いているときに悩みを書き出してみて、どこが問題だったのか、自分なりに振り返るようにしています。
—誰しも失敗することは怖いと思います。長濱さんが失敗しても挫けず、「挑戦しよう」と思えるのはなぜでしょうか?
長濱:
会社として、失敗に寛容な社風があるからだと思います。特に、先輩が「最初からできる人はいないから、どんどん失敗しなよ」と優しく声をかけてくれることも大きい。ダメな部分はきちんと注意してくれながらも、失敗のフォローもしてくれるので、安心して挑戦しようと思えるんです。自分もそういう、尊敬できる先輩になりたいですね。
—最後に、長濱さんの今後のビジョンを教えてください。
長濱:
入社当初に比べてできることの幅が広がってきたなと自分の成長を実感しています。ですが、まだまだ自分は先輩にフォローしてもらいながら仕事をしている。プロジェクトを丸ごと任せてもらえるような一人前の技術者になれるよう、これからも頑張りたいです!
—ありがとうございました!